フランスの市民教育研修(Formation Civique)3日目|実際に受けた内容・権利・義務・地理・文化を紹介

こんにちは、地方在住のちびです。

前回の講習から1週間後、9/4に3回目の市民教育研修に行ってきたので、その様子と内容をお伝えしたいと思います!

今回も前回同様、テストのための復習を兼ねていますので、長くなりますがお付き合いいただければ嬉しいです。

1日目と2日目の様子もぜひご覧ください。

今回も9:00スタート!

だったのですが、なぜか日本語通訳の機械との接続がうまくいかなかったようで、

最初は英語で今日の流れの説明をされました。
途中で接続が戻ったので、日本語通訳に戻りましたが、「授業が全部英語通訳だったらどうしよう」と、すごくヒヤヒヤしました(;’∀’)

今回は、午前中は「Droits et devoirs 権利と義務」、午後は「Géographie et culture 地理と文化」について学びました!

そして今回は、予告されていた通り、40問のテストも行いました。

その内容は、最終ページでお伝えしますね☺


午前中の様子

Droits et devoirs(権利と義務)

権利は全ての人が同様に持つもので、全員に同じように適用される。

<人間の尊厳 La dignité humaine>
人は物のように扱われてはいけない。Un être humain ne doit jamais être traité comme un objet ou un moyen
身体的・精神的に安全性を保つ権利があり、拷問や奴隷等は禁止されている。

<自身の体をコントロールする権利>
自身の体について自分で選択する自由がある。(避妊や中絶等)
中絶に関しては社会保険に加入していれば100%カバーされる。

<夫婦間の自由>
配偶者を選ぶ自由、結婚や離婚の自由等
子供を持つ自由があり、避妊や中絶はパートナーの許可は不要。養子縁組や生殖医療も認められている。

<市民権 La citoyenneté>
フランス市民はフランス国籍を持ち、国家の保護を受けている。市民は、政治的権利や義務を有する。(選挙権等を持つ)
重罪を犯した場合、国籍が剥奪されることもあり、外国人として扱われることとなる。

<Présentation des principaux textes 主要文書>
・1789年「La Déclaration des droits de l’homme et du citoyen」人権宣言(普遍的な権利の条文→表現の自由、平等、財産権等)

・1958年 10月4日「La Constitution française」フランス憲法(第五共和制の基本法で、国家の組織や政治制度、基本的権利などを定めている)

・2004年「La Charte de l’environnement」環境憲章(環境保護をうたっている)


●フランスに住む人の権利と義務

個人の自由→治安、人類の尊厳の順守、他者の自由、一般的な関心事により制限される。
例)コロナ禍での集会や移動の自由等、公共の場で顔を隠して歩く

<犯罪の種類>
・La contravention(違警罪)・・・速度違反や夜間の騒ぎ
・Le délit(軽犯罪)    ・・・窃盗、脱税、性的暴行、子供を学校に通わせない、過失致死等
・Le crime(重犯罪)   ・・・殺人、強姦、強盗、テロ等

判決を下すのは裁判所ですが、行政の分野では滞在資格の更新や失効など、別の手続きが行われます。

<執行責任者>
・La police(警察) 資格や試験を受ける ・・・都市の治安
・La gendarmerie(憲兵隊) 軍人    ・・・郊外や田舎

違反の予防や治安維持、人や財産の保護、犯罪捜査等を担う。


<フランス在住者の義務>
税金の支払い、危険な人を助ける、環境の保護、治安の順守、共和国の原則の順守等

フランス市民の義務
・政治活動に参加する(À la vie politique)=投票する
・防衛に参加する(À la défense du pays)→16歳になるとJDC(Journée Défense et Citoyenneté)に関する案内が届き、国防や市民としての責任について学ぶ。男女共に義務となっており、BACや運転免許の際に提示が義務付けられているそうです。
・判決に参加する(Au fonctionnement de la justice)→陪審員として選ばれ、出席する義務がある。

フランスに住む外国人
・滞在資格を取得し、必要に応じて更新する
・フランスに居住する
・家族を大切にし、家族の結びつきを保つ

<あらゆる暴力の禁止>
夫婦内でも家族内でも職場でも路上でも、暴力はフランスでは厳しく禁止されている。

・心理的、身体的、経済的暴力(psychologique、physique、économique)
・子供に対する暴力(未成年の親や周囲の人による虐待)
 子供同士のいじめ→3018
 子供の虐待など→119

その他にも、人身売買や性的暴力、女性器の切除、環境保護等についても説明がありました。


ここまでで、権利と義務の話は終わったのですが、

少しややこしい内容でもあったので、「テストにはきっと出ないだろう」、とすっかり高を括っていたら、まさかの、

「ここまでもテストに出ます」

えっΣ(・□・;)

どうしよう、どこが重要なのか全然わからなかった・・・

という感じで、焦りました(笑)

ということで、授業はきちんと受けておきましょう(笑)

 

géographie et culture 地理と文化

<Le territoire de la France フランスの領土>

France:régsagon, Métropole と呼ばれる。

●フランスの海外領土
・Les Départements et Régions d’Outre-Mer (DROM)海外県及び地域

「 la Guadeloupe, la Guyane, la Martinique, la Réunion et Mayotte」

このうち、la Guyaneのみ島ではなく、ブラジル、スリナムの2つの国と接している。

・Les Collectivités d’Outre-Mer (COM)海外集団
ここでは、フランス本土やフランス海外領土よりも大きな行政的自治権をもつ。


●フランスについて
・面積:本土は約55万km²で、海外領土を含めると、約67万km²
 (日本の大体2倍ぐらいあるんですね・・・大きいΣ(・□・;))

・人口:約7000万人
・地域数:18(フランス本土13、海外領土5)
・県の数:101(フランス本土96、海外領土5)
・自治体数:約3万5000


<Les frontières de la France フランスの国境>

フランスは陸にも海にも面しており、西ヨーロッパにおける戦略的な位置を占めている。

フランスと国境を接する8つの国:ルクセンブルク、ドイツ、イタリア、スイス、ベルギー、スペイン、アンドール、モナコ

また、フランス領la Guyaneは南アメリカのブラジルやスリナムと国境を接している。

山脈や川、海のざっくりとした国境の境界の説明を受けた後、
以下のプリントでワークをし確認しました↓

色鉛筆が配られ、山や川に色を付けて、答えていきます・・・! こんな感じになりました↓

言葉だけで説明されても、いまいちヨーロッパやフランスの地図が思い浮かばなかったので、とても助かりました☺

実際に地図で見てみると、今までアルプス山脈といえばスイスのイメージだったのですが、フランスにも広がっていて、イタリアとの国境付近にもあることにびっくり。思った以上に山脈や川が多く、自然豊かな国なんだなと改めて感じました。

ちなみに、地図には全て書かれていませんが、
フランスには主要な5つの川があり、La Seine、La Loire、La Garonne、Le Rhône、Le Rhin(ドイツとの国境)となっています。

<La démographie française 人口動態>

フランスには約7000万人(70millions d’habitants)が住んでいる。

20歳未満が23%、20歳~64歳が55%、65歳以上が22%となっており、
高齢者が増え、出生数は減少しているそうです。un vieillissement de la population

人口の約81%が都市部に住んでいる。

●フランスの10大都市は?

①Paris 700万人 ②Marseille 200万人 ③Lyon ④Lille ⑤Bordeaux ⑥Toulouse ⑦Nantes ⑧Nice ⑨Montpellier ⑩Strasbourg(Eurométropole) 50万人

大都市には、人口、経済活動、雇用、サービス、富が集中している。métropolisation


<フランス 農業国>
フランスはヨーロッパの中で1番の農業大国で、フランスの国土の約半分が農業に利用されている。

小麦、ワイン、乳製品、肉を輸出し、果物、野菜、加工食品は輸入している。

問題:地球温暖化、公害、農業を継ぐ人が減っている等

<フランス 工業industriel>
フランスは工業伝統を持つ国で、雇用の約11%は工業部門である。

ハイテク分野や、自動車、化学、エネルギー、化粧品業界等

問題:自動車産業→自動車産業では、EUの2035年目標に向けて電動化が進められている。
   ハイテク産業→人材や税の安い東ヨーロッパへ移転している。


<フランの雇用>
第一次産業(農業、漁業、林業、鉱業)・・・2%
第二次産業(工業、建設業)     ・・・18%
第三次産業(サービス業、教育、医療、銀行)・・・80%

第三次産業が全体の大部分を占める。

フランスは、現時点で世界で7番目の経済大国(7ème puissance économique mondiale)で貿易の70%をヨーロッパ諸国と行っている。

失業率は現在約8%となっているそうです。

第一次産業の割合が意外と少ないことにびっくりしました。


<ヨーロッパにおけるフランス>
フランスはヨーロッパの西部(l’ouest de l’Europe)にあり、8つの国と国境を接している。

ヨーロッパの中で2番目に人口が多い(1番はドイツ)

ヨーロッパの中で最も動植物の多様性が豊かな国であり、EU最大の農業生産国で生産量の18%を占めている。


<フランスの軍事・外交>
フランスは軍事力に優れた国である。

1960年から核兵器を保有している。Une puissance nucléaire
海外領土もあるため、全ての海に存在し、海洋大国で、海軍を保有し世界で2番目に大きな排他的経済水域Zone Économique Exclusive (ZEE)を有している。

また、外交にも積極的で、国連安全保障理事会の常任理事国membre permanent du Conseil de sécurité des Nations unies (ONU)である。
大使館や領事館も150か国以上に展開している。

●フランスの3大港は?
Le Havre ル・アーヴル(英仏海峡)、Dunkerque ダンケルク(北海)、Marseille マルセイユ(地中海)
海外領土を含め全部で11の大きな港があり、フランス海上貨物輸送の80%以上を扱っている。plus de 80% du trafic maritime français de marchandises


<航空産業le secteur aérien>

フランスには約120の空港があり、観光業や経済、物流等に重要な役割を果たしている。

●フランスの3大空港は?
Paris-Charles de Gaulle (CDG)、Paris-Orly、Nice-Côte d’Azur


<観光業>
フランスの収入で一番多いのが観光客からのものとなっており、観光産業はGDPの8%を占めている。

Patrimoine culturel 文化遺産、Patrimoine naturel 自然遺産、Événements internationaux 国際イベント


ここまでで、午前中の内容は終了~!

今回は比較的フランス国内の情報が中心だったので、頭にも入りやすかったです。

お昼は12:00~13:00までの1時間休憩。

そして、再び午後の研修スタートです!