フランス人との国際結婚【日本方式】|必要書類・手続きの流れを体験談で解説

こんにちは。フランス在住のちびです。
今回は、私がフランス人の夫と日本方式で結婚した流れをご紹介します。

私はワーキングホリデー中に夫と出会い、一度日本へ帰国したあと、日本で婚姻届を提出しました。

実際に準備した書類やかかった期間、手続きの流れまで体験談を交えながらご紹介します。

– フランス人との結婚を日本方式で考えている方
– 必要書類や流れを知りたい方
– 実際にかかる期間や費用を知りたい方
– 配偶者ビザ取得に向けて準備を進めたい方

まず、なぜフランス方式ではなく、日本方式を選んだかについてですが

私は、2023年にワーキングホリデービザでフランスへ行き、そこで現在の夫と出会い、交際し
2024年2月にビザが切れるため、帰国しました。

この際、ビザが切れる前にフランス方式で結婚してもよかったのですが、
当時は必要書類を電子申請できず、日本へ一度帰国する必要がありました。

また、ワーキングホリデービザから配偶者ビザへの変更は条件が厳しく、共同生活の証明なども必要でした。

そのため、一度日本へ帰国し、日本方式で結婚して配偶者ビザを取得することにしました。


まず、日本人同士の結婚の場合は、
結婚することが決まったら、役所へ行き婚姻届を提出します。

ここで、受理されることでお互いが親の戸籍から外れ、新たな二人の戸籍が作られます。

一方で、国際結婚の場合、お相手の配偶者となる方の戸籍は作られません。

というのも、国籍=戸籍があるところ、ということになるからです。

結婚しても国籍が変わることはありません。

※国籍を変えたい場合は別に手続きをする必要があります。
ただし、日本の場合は二重国籍を認めていないので、お相手の国籍に変えた場合、日本の国籍を手放すことになります。

では、どのように役所に処理されるか、というところですが、

国際結婚では外国人配偶者の戸籍は作られず、日本人側のみ新しい戸籍が作成されます。
外国人配偶者は戸籍の「配偶者欄」に記載される仕組みです。

そして、仮に子供生まれた場合は、この戸籍に名前が記載される、という仕組みになります。

なので、お互いの国で生活するとなった場合はその国の配偶者ビザを取得する必要があります


①婚姻要件具備証明書を取得する(約1か月~)
②市役所で婚姻届を提出する
③市役所で婚姻届記載事項証明書を発行(即日~約2週間)
④フランスに結婚報告(約1~3か月)

無事に受理されると、結婚証明書と家族手帳が送られてきます。

私の場合は婚姻要件具備証明書の申請からフランスへの結婚報告完了まで

約6か月かかりました。

余裕をもって半年ほど見ておくことをおすすめします。

必要書類チェックリスト

☑ 日本人が用意するもの

  • □ 戸籍謄本(6か月以内)
  • □ アポスティーユ付き戸籍謄本
  • □ 法廷翻訳済み戸籍謄本
  • □ レターパック赤600

☑ フランス人が用意するもの

  • □ 出生証明書(3か月以内)
  • □ 在留カードまたは住所証明

☑ 二人で用意するもの

  • □ パスポートコピー
  • □ 個別情報シート(一人1枚)
  • □ 共通情報シート(二人で1枚)

以上が現時点での必要書類になりますが、タイミングにより異なる場合がございますので、必ずこちらを参照し用意してください。(在日フランス大使館のサイトになります)

※うまく飛べない場合は「État civil」→「Mariage」→「Se marier au Japon」で見てみてください。


日本人が用意するもの

・レターパック赤600

・戸籍謄本

戸籍謄本にアポスティーユを付ける(無料・レターパック代のみ)

役所で自身の戸籍謄本を取得後は、「アポスティーユ」というものを付けなければいけません。

アポスティーユとは、日本の公文書が正式な書類であることを海外で証明するための認証です。

アポスティーユを取得するためには日本の外務省に書類を郵送または直接行く必要があります。

認証申請書ではなく、アポスティーユ申請書をA4サイズでコピーし、必要事項を記入し、戸籍謄本の原本と共に郵送の場合は返信用のレターパックライトを同封し、郵送します。

時期にもよりますが、約1週間~2週間前後(早くて3.4日)で返送されると思います。

申請書ダウンロード(外務省)
記入例(外務省の記入例がなくなってしまっていたので、参考サイトを載せておきます)

↑こんな感じで戻ってきます。

法廷翻訳をしてもらう(1万円前後)

アポスティーユ(ハンコのようなもの)を付けてもらっただけでは、フランス政府の人は日本語なので分かりません。

そこで、戸籍謄本をフランス語に翻訳しなければならないのですが、

誰でも良いわけではなく、今回はフランス政府が認める「法廷翻訳(Traduction assermentée)」が必要です。

サイトから公認の法廷翻訳者を探し、翻訳の依頼をします。

※この際に、急いでいる方は原本は後送付で写真対応してくれる方もいますので、ご自身の現状に沿った方を探すと良いと思います。

こちらも法廷翻訳者に指定された必要書類を同封し、郵送します。

こちらは、お願いする方にもよりますが、約1万円前後で1~2週間かかります。

フランス人が用意するもの

・出生証明書を自身のフランスの役所に申請する(3か月以内)

・在留カードのコピー、もしくは一時滞在の場合住所を証明する書類

→私の場合は彼は日本におらず、フランスにいる状態だったので、フランス大使館に問い合わせをしたところ、フランスで現在住んでいるアパートのガスや水道、電気等の領収書のコピーがあれば良いとのことでした。
また、彼は義母の家に滞在していたため、義母の家のガス等の領収書のコピーと、義母が彼と一緒に同居しているという一文と義母の署名が入ったフリーフォーマットの書類が必要とのことでした。


二人が共通して用意するもの

・パスポートのコピー

個別情報シート
 それぞれが印刷し、自身の情報を記入します。

共通情報シート(二人で1枚)
 どちらが記入しても大丈夫ですが、フランス語での記入なのと、それぞれの署名が必要になります。



以上の書類が揃ったら、まとめて広尾にある在日フランス大使館に送付します。

書類に不備がなければ約1か月ほどで婚姻要件具備証明書(certificat de capacite a mariage d’un francais)が届きます。



<必要書類>

・婚姻届(役所でも、自身が印刷したものでも可)
・婚姻要件具備証明書
・婚姻要件具備証明書の和文
・パスポート(2人のもの)

※必要書類や運用は自治体によって異なるため、必ず事前に役所へ確認してください

私の場合は婚姻要件具備証明書の和文のみ必要と言われましたが、その和文も自身で作成したもので問題ないとのことでしたので、こちらのサイトさん和文を参考にワードで作成しました。

スタンプの部分は、サインとスタンプの部分を写真で取り、それを貼り付けましたが特に問題ありませんでした。


※婚姻要件具備証明書の書類と一緒に「フランス本人が直接届け出をしない場合、婚姻は無効になります。」という注意書きが付いています。
ですので、役所には必ず二人で行きましょう!!

私は役所へ問い合わせた際には「本人が来なくても大丈夫」と案内されました。
しかし実際には夫本人の確認や署名が必要な場面もあり、一緒に行けて本当に助かりました。
役所によって対応が違う可能性もありますが、二人で提出することをおすすめします。


日本の役所に婚姻届を提出しただけだと、まだ日本の中でしか結婚したことになっていません。
その為、フランスに結婚を報告するために、「婚姻届記載事項証明書」が必要になります。

婚姻届記載事項証明書とは、いわゆる婚姻届を提出時に提出した書類のコピーになるので、

私の場合は夕方に役所で婚姻届を提出したため即日発行出来ませんでしたが、

通常即日から対応してくださるそうです。

ただ、ご自身の状況や申請する役所によっても対応が異なりますので、

必ず余裕をもって行動することをオススメします。(人によっては1~2週間かかるそうです)


婚姻届記載事項証明書にアポスティーユと法廷翻訳を付ける

婚姻届記載事項証明書は日本語で書かれている為、フランス政府の人も分かるように、

アポスティーユと法廷翻訳を付けなければなりません

アポスティーユと法廷翻訳の付け方は上記と同じ方法ですので、参考にしてください。(日数も大体同じくらいかかります)

ただ、金額の方は枚数や文字数によって変わる翻訳者さんが多いので、戸籍謄本の時より上がると思っていた方が良いです。(約1~2万円前後)


<必要書類>

・結婚証明書転記申請書
・婚姻届記載事項証明書(アポスティーユ、法廷翻訳付き)
・レターパック青

書類が全部用意できたら、在日フランス大使館のホームページより、婚姻届転記申請書をダウンロードし、記入します。

記入後、広尾の在日フランス大使館に書類と共に郵送します。

約1~3か月で結婚証明書と 家族手帳が届きます。

これで、国際結婚の手続きは完了です!

↑こんな感じの手帳で、家族で1冊発行され、夫婦の情報が載っています。
子供が生まれるたびに情報が追加されていきます。

後の手続き等にも必要になりますので、失くさないように注意しましょう!!



私は最低1年は日本で働く予定だったのと、日本の税金の支払いの関係で12月に日本を出国しようと決めていました。その為、職場の退職時期と出国時期がある程度合うように1年近くかけて配偶者ビザ取得に向けて動きました。
また、私の場合は夫がフランスにいる状態で遠距離恋愛しつつ、結婚・婚姻届まで行いました。

実際にかかった期間

■2024年


2月   日本に帰国
6月   現在の夫が日本に一時滞在(この時にパスポートのコピーをもらっておく)
9月   現在の夫に必要書類
       (婚姻要件具備証明書用の、出生証明書、住所を証明するための書類、個別情報シート、共通情報シート)が1月に欲しいことを伝える
12/10  現在の夫が必要書類を揃え、日本に郵送
12/17  自身の戸籍謄本を取得

■2025年


1/10   外務省にアポスティーユを申請
1/24  アポスティーユ付きの戸籍謄本が届く
        写真を撮影し法廷翻訳者に見積もり依頼(5000円程度)、
        その後書類を送付、入金
1/28  油まみれの状態で現在の夫にお願いしていた書類が届く
    (届いた封筒が油まみれだった話は別記事で紹介します。)

2/6   法廷翻訳済みの戸籍謄本が届く

2/8   現在の夫が書いてくれた共通情報シートに私のサインも記入し、
        在日フランス大使館に婚姻要件具備証明書に必要な書類を全て入れ郵送

       (※共通情報シートの記入ミスをしてしまいました。詳しくは別の記事で紹介します。)

2/20  現在の夫が来日。彼が日本に一時滞在中に結婚式を挙げる

3/4   婚姻要件具備証明書が届く

フランスでは結婚前に一定期間、役所で結婚予定者の名前が掲示されます。そのため婚姻要件具備証明書の発行まで約1か月かかりました。

3/5   役所に婚姻届を提出

事前に役所へ確認した際は「本人が来なくても大丈夫」と案内されていましたが、実際には夫本人の確認や署名が必要でした。
役所ではかなりの時間待たされました。婚姻届を提出して手続きしている間もかなり待たされたので、
なるべく時間に余裕をもっていくことをオススメします。

婚姻届記載事項証明書は本来であれば即日で発行していただけたそうですが、私が婚姻届の提出手続きが終わったのは19時・・・
また改めて後日申請に来ることに。

3/6   夫が帰国

夫が帰国する前に、結婚証明書転記申請書に必要事項を記入しておいてもらいました。

4/23   婚姻届記載事項証明書を申請、受け取り

私は日中仕事をしていたため、どうしても役所が開いている平日の時間帯に行けず、遅くなってしまいました・・・

4/30   外務省にアポスティーユを申請
5/13   アポスティーユ付きの婚姻届記載事項証明書が届く(ゴールデンウィーク中に重なってしまったので少し遅かったのかもしれません。)
2025年5/8~  同時進行で事前に撮影しておいた写真で法廷翻訳見積もり依頼をし、到着次第原本を郵送(1万円程度)

5/31   法廷翻訳付きの婚姻届記載事項証明書が届く

翻訳は約10日でできると言われたのに遅れて2週間かかりました。翻訳会社によって納期は異なるため、余裕を持って依頼することをおすすめします。

5/31   在日フランス大使館にフランスへの結婚報告で必要な書類を全て入れ郵送

7/17   結婚証明書、家族手帳が届く

約1か月半ほどで届いたので一安心😌



簡単に全体のかかる時間を調整すれば、うまく12月出国に向けて動けるだろうと思っていましたが、思わぬアクシデントが連発し、結果予定通りではありましたがかなり焦りました(;’∀’)

あまり、この月にしよう、と決めない方が良いかもしれません・・・

それと、配偶者ビザの手続きの記事の際にもお伝えしますが、日本方式でフランスに結婚報告をしている場合、結婚証明書は在日フランス大使館が即日発行してくれるため、特に期限を心配する必要はありません。また、同様に家族手帳も特に問題ないようでした。

実際にかかった費用                  

項目費用
戸籍謄本450円
アポスティーユ無料
法廷翻訳①約5,000円
法廷翻訳②約10,000円
郵送代約2,000円
合計約2万円


※交通費や役所までの移動費は含めていません。

Q. 婚姻要件具備証明書の取得にはどれくらいかかりますか?

A. 私の場合は約1か月でした。


Q. フランス人本人は婚姻届提出に同行する必要がありますか?

A. 私が問い合わせた役所では不要と言われましたが、実際には本人確認や署名が必要でした。そのため、できる限り二人で提出することをおすすめします。


Q. 全体でどれくらい費用がかかりましたか?

A. 翻訳費用などを含めて約2万円でした(交通費除く)。

この記事のポイント

  • 日本方式なら婚姻要件具備証明書の取得が必要
  • 婚姻届提出後は婚姻届記載事項証明書を取得する
  • フランスへの結婚報告が完了すると結婚証明書・家族手帳が発行される
  • 全体で約6か月かかるため、半年以上前から準備するのがおすすめ

私の場合は、婚姻要件具備証明書の取得からフランスへの結婚報告完了まで約6か月かかりました。

翻訳や郵送は予定より時間がかかることもあるため、フランスへの渡航日が決まっている方は、できるだけ余裕をもって準備を始めることをおすすめします。

この記事が、日本方式でフランス人と結婚する方や、日本で国際結婚の手続きを進める方の参考になれば嬉しいです。

それでは(^^)/~~~


※この記事は2025年時点で実際に私が行った手続きです。必要書類や運用は変更される場合があるため、必ず在日フランス大使館・各自治体の最新情報をご確認ください。